今年のズワンズ・デイは、9月26日(日)に予定していましたが、緊急事態宣言により延期になっていました。
日本では10月23日(土)に開催致します!
今年は、以下3か所での開催が決定しました。
「ズワンズ」とは、ブリュッセルの方言で「冗談すぎる、から騒ぎ」という意味です。
毎年、カンティヨン醸造所では独特で風味のよいランビック・ビールの開発を行っています。試行錯誤の上造られるこのビールがズワンズビールで、実験的と言ってもよいビールであり、とても希少なものです。
世界中で同じ日に、このズワンズビールを飲み、共有しみんなで楽しむ、それがZwanze Dayです。
ズワンズビールを造る前から、カンティヨン醸造所では色々なビールが試されてきました。1950年代、ポール・カンティヨン氏はランビック・ビールとオレンジをブレンドしてみました。それは瓶内発酵がとても盛んで、従業員は熟成させているボトルの間を通る際には飛んでくるコルクに当たらないように走り抜けなければならないほどでした!この試みはあまり成功しませんでしたが、ジャン・ヴァン・ロイ氏(現在のブルーマスター(醸造責任者))は、祖父がその話を語る姿を思い出すと幸せになります。
70年ほどを経て、今年は、祖父のアイデアからのインスピレーションでランビック・ビールとオレンジをブレンドしました。バランスを良くするため、他の柑橘系フルーツ(レモン・キンカン)も使用しました。
ランビックの酸味、フルーツの爽やかさ、そしてオレンジピールの苦味。その全部の特徴を合わせ持ち、とても飲みやすく、喉の渇きを癒すビールが出来上がりました。
「パラソル」という名前も、祖父を思い、当時ベルギーでよく飲まれていたオレンジジュースの名前から命名しました。